正答5
解説
正解は5です。
この問題は適切でないものを選ぶので、○ が答え(関節リウマチ患者に選ばない用具)です。
関節リウマチでは、手指や手関節の小さな関節への負担を避け、大きな関節で動作を代償できる用具を選ぶのが原則です。
【選択肢別解説】
1:× 長柄ブラシは関節リウマチ患者に適した用具です。
図のように柄が長く太いため、肩や肘の可動域制限があっても背中や頭に届きます。
太い柄は握り込む力が小さくて済みます。
2:× 台付き爪切りは適した用具です。
図のように爪切りが台に固定され、レバーを手掌や前腕で押し下げて切れます。
指先でつまんで力を入れる必要がないため、手指関節を守れます。
3:× プラットフォーム杖は適した用具です。
図のように前腕を水平な台に載せてグリップを握り、体重を前腕全体で支えます。
手関節や手指に荷重が集中しないため、手の関節炎がある患者に用います。
4:× グリップ包丁は適した用具です。
図のように柄が刃に対して直角に近い形で曲がり、手関節を中間位に保ったまま握れます。
尺側偏位を助長する手関節の動きを抑えて切ることができます。
5:○ マウススティックは関節リウマチ患者に選ぶ用具ではありません。
図のように口にくわえて先端でキーボードやページめくりを操作する棒です。
上肢がほとんど使えない高位頸髄損傷などに用いるもので、上肢機能が残る関節リウマチには適しません。
【ポイント】
関節リウマチの関節保護では、太い柄・長い柄・大きな関節の使用・てこの利用が基本です。
手指で強くつまむ動作や、尺側偏位を強める動作を避けるよう用具を選びます。