正答3
解説
正解は3です。
この問題は低下しないものを選ぶので、○ が答え(廃用症候群で低下しないもの)です。
廃用症候群は、安静や活動性の低下が続くことで全身の機能が衰える状態です。
筋骨格系、循環器系、呼吸器系、消化器系、精神面に影響が出ます。
【選択肢別解説】
1:× 筋力は低下します。
筋を使わない状態が続くと筋萎縮が起こり、絶対安静では1週間で10〜15%程度低下するとされます。
2:× 肺活量は低下します。
臥床が続くと呼吸筋が弱り、胸郭の動きも小さくなります。
3:○ 心拍数は低下しません。
廃用によって1回拍出量が減るため、それを補おうとして安静時の心拍数はむしろ増加します。
起立時には心拍数の過度な上昇もみられます。
4:× 身体活動性は低下します。
体力の低下によって動くことがつらくなり、さらに活動が減る悪循環に陥ります。
5:× 胃腸管運動は低下します。
活動量の減少によって腸の蠕動が弱まり、便秘や食欲低下が起こりやすくなります。
【ポイント】
廃用症候群では、筋萎縮、関節拘縮、骨萎縮、起立性低血圧、安静時心拍数の増加、心肺機能の低下、便秘、褥瘡、精神機能の低下が起こります。
心拍数は増える方向に変化する点が問われやすいです。