正答2
解説
正解は2です。
神経性無食欲症(神経性やせ症)は、やせ願望や肥満への強い恐怖から食事を制限し、著しい低体重になる摂食障害です。
低栄養によって全身の機能が省エネルギーの状態に変化します。
【選択肢別解説】
1:× 頻脈ではなく、徐脈になります。
低栄養で代謝が低下し、心拍数が減ります。
2:○ 無月経になります。
低体重により視床下部の働きが抑えられ、性腺刺激ホルモンの分泌が低下するため、月経が止まります。
3:× 恥毛は脱落しません。
恥毛や腋毛は保たれ、むしろ全身に産毛のような毛(うぶ毛)が増えることがあります。
恥毛の脱落は、下垂体機能低下症などとの鑑別点になります。
4:× 体温は上昇せず、低下します。
代謝が落ちて熱の産生が減るため、低体温になります。
5:× 行動は不活発にならず、むしろ過活動になります。
やせているにもかかわらず、運動や家事などで活発に動き回る傾向があります。
【ポイント】
神経性無食欲症の身体所見は、低体重、無月経、徐脈、低血圧、低体温、うぶ毛の増加です。
過活動に注意し、作業療法では身体の状態に合わせて活動量を調整します。