正解を2つ選んでください。
正答4・5
解説
正解は4と5です。
言語能力に頼らずに知的機能を評価できる検査(非言語性評価)を選ぶ問題です。
失語症の患者などでは、言葉による質問や回答を必要としない検査が用いられます。
【選択肢別解説】
1:× MMSE(Mini-Mental State Examination)は、見当識・記銘・計算・呼称・復唱・読字・書字などを口頭で問う検査です。
言語能力に大きく依存するため、非言語性評価ではありません。
2:× RBMT(リバーミード行動記憶検査)は、日常生活に近い場面で記憶を評価する検査です。
人名や物語の記憶など言語を使う課題が多く含まれます。
3:× WAIS-Ⅲは成人用の知能検査で、言語性検査と動作性検査の両方から構成されます。
言語性IQの算出には言語での応答が必要です。
4:○ Kohs立方体組合せテストは、色の付いた立方体を並べて見本と同じ模様を作る検査です。
言葉を使わずに知能を評価でき、非言語性評価に用いられます。
5:○ Raven's Colored Progressive Matrices(RCPM、レーヴン色彩マトリックス検査)は、図形の欠けた部分に合うものを選ぶ検査です。
指さしで回答でき、失語症患者の推理能力の評価に用いられます。
【ポイント】
失語症患者の知的機能評価には、Kohs立方体組合せテストとレーヴン色彩マトリックス検査が代表的です。
MMSEやHDS-Rは言語に依存するため、失語症では低く出やすい点に注意します。