正答1
解説
正解は1です。
認知症患者の作業プログラムを作るときの留意点を問う問題です。
認知症の作業療法では、本人の残存能力や生活歴を生かし、尊厳を保ちながら安心して参加できる活動を選びます。
【選択肢別解説】
1:○ 認知症患者は時間帯によって覚醒や注意の状態が変わりやすく、夕方には不穏になることもあります。
覚醒水準が高い時間帯に活動を設定すると、参加しやすく効果も上がります。
2:× 新しいことを覚えるのは認知症患者にとって大きな負担で、失敗体験につながります。
なじみのある活動や、手続き記憶を生かせる活動を選びます。
3:× 子ども向けの幼稚な活動は、本人の自尊心を傷つけます。
難易度は調整しつつ、大人として尊重される内容にすることが大切です。
4:× 生活史を知ることで、本人にとって意味があり、なじみのある活動を選べます。
現在の状態だけでなく生活史も重視して活動を選択します。
5:× 作品への感想を述べ合う場面は、他者との交流や承認の機会になります。
不安を与えないよう配慮すれば、積極的に取り入れてよい場面です。
【ポイント】
認知症の作業プログラムは「なじみのある活動」「失敗させない工夫」「尊厳の保持」「覚醒の良い時間帯」がキーワードです。
回想法のように生活史を生かす活動も有効です。