正答
解説
本問は採点除外(厚生労働省により採点除外)です。
厚生労働省は、選択肢に不適切があるため本問を採点対象から除外すると公表しています。
解剖学の一般的な知識では肢5が正しい記述ですが、肢3の「上気道」の範囲は教科書によって定義が異なります。
そのため、正しい選択肢を1つに定めにくい問題になっています。
【選択肢別解説】
1:× 鼻前庭は外鼻孔のすぐ内側の部分で、鼻毛の生えた皮膚(重層扁平上皮)で覆われています。
粘膜で覆われているのは、その奥の固有鼻腔です。
2:× 気管は喉頭の輪状軟骨の下に続いて、第6頸椎の高さから始まります。
第4〜5胸椎の高さは、気管が左右の主気管支に分かれる部位です。
3:△ 上気道は一般に鼻腔から喉頭までをいい、気管より下を下気道とします。
一方で、喉頭を含めず鼻腔と咽頭までとする資料もあり、正誤の判断が割れます。
4:× 右主気管支は左主気管支より太く、短く、傾斜が急です。
「右が細い」という記述は誤りです。
5:○ 正中線に対する主気管支の分岐角は、右が約25°、左が約45°で、左のほうが大きくなります。
左主気管支は心臓の上を越えるように、より横向きに走るためです。
【ポイント】
右主気管支は「太く・短く・急傾斜」のため、誤嚥した異物は右に入りやすくなります。
気管の始まりは第6頸椎、分岐部は第4〜5胸椎の高さと覚えましょう。