正答3
解説
正解は3です。
消化管の構造に関する基本的な解剖を問う問題です。
各器官の筋層の構成、長さ、腸間膜の有無などを正確に覚えているかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 胃の筋層は、内斜走筋・中輪走筋・外縦走筋の3層の平滑筋からなります。
他の消化管より1層多いのが胃の特徴です。
2:× 空腸は小腸の口側約2/5、回腸は肛門側約3/5を占めます。
したがって回腸の方が空腸より長いです。
3:○ 食道には生理的狭窄部が3か所あります。
食道の起始部、気管分岐部(大動脈弓と交差する部分)、横隔膜を貫く部分です。
4:× 十二指腸は大部分が後腹膜に固定された腹膜後器官で、腸間膜をもちません。
腸間膜をもつのは空腸と回腸です。
5:× 内肛門括約筋は、腸管の輪走筋が厚くなったもので平滑筋からなり、自分の意思では動かせません。
横紋筋からなり随意的に収縮するのは外肛門括約筋です。
【ポイント】
食道の3つの狭窄部は、異物が引っかかりやすく、食道癌の好発部位でもあります。
内肛門括約筋は平滑筋(不随意)、外肛門括約筋は横紋筋(随意)と対比して覚えましょう。