正答4
解説
正解は4です。
ライフステージごとの心理社会的な特徴を問う問題です。
成人期後期(50〜60歳ころ)は、社会的な役割を担いながら、心身の変化を自覚し始める時期です。
【選択肢別解説】
1:× 親しい人の死を経験し、自分の死を受け入れていくのは、老年期の特徴です。
2:× 心理社会的な猶予期間(モラトリアム)は、Eriksonが青年期の特徴として示した概念です。
社会的な責任を一時的に猶予され、自分のあり方を模索する時期を指します。
3:× 仕事や家庭を持ち、社会人として成長していくのは、成人期前期の特徴です。
4:○ 成人期後期には、経験や知識の蓄積に支えられた判断力(結晶性知能)は保たれ、さらに伸びることもあります。
一方で、新しいことを覚える記憶力など(流動性知能)は低下し始めます。
5:× 退職などによる社会的役割の減少や、身体の不自由といった多くの喪失を経験するのは、老年期の特徴です。
【ポイント】
結晶性知能は高齢になっても保たれやすく、流動性知能は中年期以降に低下しやすい、と対比して覚えましょう。
Eriksonの発達課題では、成人期は「生殖性対停滞」、老年期は「統合対絶望」です。