正答5
解説
正解は5です。
手の感覚は、皮膚分節(デルマトーム)としての神経根の支配と、末梢神経の支配の2つの見方で整理します。
デルマトームでは、母指がC6(第6頸髄神経根)、中指がC7、小指がC8の領域です。
末梢神経では、小指の感覚は掌側・背側とも尺骨神経が支配します。
【選択肢別解説】
1:× 第6頸髄神経根の皮膚分節は母指を含む前腕・手の橈側です。
橈骨神経の感覚領域も手背の橈側で、小指には及びません。
2:× 第7頸髄神経根の皮膚分節は中指が中心です。
正中神経は母指から環指橈側半分の掌側を支配し、小指は支配しません。
3:× 尺骨神経は小指を支配しますが、第7頸髄神経根の皮膚分節は中指が中心です。
小指の皮膚分節はC7ではなくC8です。
4:× 第8頸髄神経根は小指の皮膚分節ですが、正中神経は小指を支配しません。
小指の末梢神経支配は尺骨神経です。
5:○ 小指の皮膚分節は第8頸髄神経根です。
末梢神経では尺骨神経が小指と環指尺側半分の感覚を支配します。
【ポイント】
手指のデルマトームは「母指C6・中指C7・小指C8」と覚えます。
末梢神経は、正中神経が母指〜環指橈側半分の掌側、尺骨神経が小指と環指尺側半分、橈骨神経が手背の橈側です。