正答2
解説
正解は2です。
認知症の評価尺度は、認知機能・行動心理症状・ADL・総合的な重症度など、何を評価するかで分類します。
総合的な重症度を判定する尺度には、CDRやFAST(Functional Assessment Staging)があります。
【選択肢別解説】
1:× NPI(Neuropsychiatric Inventory)は、妄想・幻覚・興奮・うつなどの行動・心理症状(BPSD)を評価します。
介護者への面接で頻度と重症度を評価し、認知症全体の重症度は判定しません。
2:○ CDR(Clinical Dementia Rating)は、記憶・見当識・判断力と問題解決・社会適応・家庭状況と趣味・身の回りの世話の6項目を評価します。
これらを総合して、0(健康)・0.5(認知症の疑い)・1(軽度)・2(中等度)・3(重度)の重症度を判定します。
3:× HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)は、認知機能のスクリーニング検査です。
30点満点で20点以下を認知症の疑いとしますが、総合的な重症度の尺度ではありません。
4:× BEHAVE-ADは、Alzheimer型認知症の行動・心理症状を評価する尺度です。
総合的な重症度を判定するものではありません。
5:× PSMS(Physical Self-Maintenance Scale)は、排泄・食事・着替え・身繕い・移動・入浴の基本的なADLを評価します。
認知症の総合的な重症度は判定しません。
【ポイント】
総合的重症度はCDR・FAST、認知機能はMMSE・HDS-R、行動心理症状はNPI・BEHAVE-AD、ADLはPSMS・IADL尺度と分類します。