正答3
解説
正解は3です。
斜角筋群は、頸椎の横突起から第1・第2肋骨に付く筋で、前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋があります。
頸部の側面では、胸鎖乳突筋と僧帽筋の間の後頸三角に中斜角筋が触れられます。
【図の読み取り】
写真は左頸部の側面で、顔を右上に向けて頸部を伸ばしています。
耳の後ろから胸骨・鎖骨へ斜めに走る太い筋の盛り上がりが胸鎖乳突筋で、①と②はその前下部の筋腹を指しています。
③は胸鎖乳突筋の後方、後頸三角の中を上から下へ走る筋の盛り上がりを指しています。
⑤は肩の上縁を形づくる筋で、僧帽筋の上部線維です。
④は③より後上方を走る筋で、肩甲挙筋と考えられます。
【選択肢別解説】
1:× ①は胸骨へ向かう胸鎖乳突筋の胸骨頭の付近です。
胸鎖乳突筋の前方にあり、中斜角筋ではありません。
2:× ②は鎖骨へ向かう胸鎖乳突筋の鎖骨頭の付近です。
胸鎖乳突筋の一部であり、中斜角筋ではありません。
3:○ ③は胸鎖乳突筋の後縁より後方で、後頸三角の中を頸椎から第1肋骨へ向かって走る筋です。
後頸三角で最も触れやすい斜角筋であり、中斜角筋に当たります。
4:× ④は③より後上方を走る筋で、頸椎から肩甲骨上角へ向かう肩甲挙筋に相当します。
中斜角筋ではありません。
5:× ⑤は頸部から肩の上縁を形づくる僧帽筋の上部線維です。
後頸三角の後縁をつくる筋であり、中斜角筋ではありません。
【ポイント】
後頸三角は、胸鎖乳突筋の後縁・僧帽筋の前縁・鎖骨で囲まれる領域です。
前斜角筋は胸鎖乳突筋に隠れやすく、後頸三角で触れやすいのは中斜角筋です。