正答5
解説
正解は5です。
心理療法の基本的な概念(転移・逆転移)と、代表的な技法(自律訓練法・系統的脱感作・絵画療法・バイオフィードバック)の特徴を確認する問題です。
【選択肢別解説】
1:× 陽性転移とは、患者が過去の重要な人物に向けた好意的な感情を治療者に向けることです。
転移は治療の中で理解し扱うものであり、その出現を目標にするものではありません。
2:× 逆転移とは、治療者が患者に対して抱く個人的な感情です。
認識したときは治療を中止するのではなく、スーパービジョンなどで吟味し、患者理解に役立てます。
3:× 不安階層表を作成するのは、系統的脱感作法です。
自律訓練法は、「両腕が重たい」などの決まった言葉(公式)を心の中で繰り返し、心身をリラックスさせる方法です。
4:× 統合失調症の急性期は、刺激を避けて休息を優先する時期です。
内面を表現する絵画療法は負担になりやすく、回復期以降に慎重に導入します。
5:○ バイオフィードバックは、筋電図や心拍などの生体の情報を音や画面で本人に示す手法です。
望ましい変化が起きたことが報酬となって行動が強化されるので、オペラント条件付けを用いた手法です。
【ポイント】
系統的脱感作は不安階層表とリラクセーションを組み合わせる方法、自律訓練法は公式を用いる自己催眠法です。
バイオフィードバックはオペラント条件付け、系統的脱感作は古典的(レスポンデント)条件付けに基づく方法と区別しましょう。