正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
ASIA(米国脊髄損傷協会)の評価表では、完全損傷か不全損傷かを仙髄(S4〜5)の機能が残っているかで判定します。
そのため仙髄領域の感覚と肛門の随意収縮、肛門深部の圧覚が評価項目に含まれています。
【選択肢別解説】
1:○ 肛門括約筋の随意収縮は、仙髄の運動機能が残っているかを判定する必須項目です。
収縮があれば運動不全損傷と判断できます。
2:○ S4〜5領域の触覚と痛覚は評価表に含まれます。
仙髄領域に感覚が残っていれば不全損傷と判定されます。
3:× 球海綿体反射は脊髄ショックからの離脱を判断する際に用いる反射です。
ASIAの評価表の項目には含まれていません。
4:× 肛門の緊張(安静時の筋緊張)は評価表の項目ではありません。
評価表に含まれるのは、随意収縮と肛門深部の圧覚です。
5:× 肛門反射は仙髄の反射弓をみる反射ですが、ASIAの評価表の項目には含まれていません。
【ポイント】
ASIAの完全損傷とは、最下位の仙髄(S4〜5)に感覚も運動も残っていない状態をいいます。
「肛門の随意収縮」「肛門深部の圧覚」「S4〜5の感覚」の3つをセットで覚えましょう。