正答1
解説
正解は1です。
熱傷では治癒過程で瘢痕が縮み、関節拘縮や肥厚性瘢痕が起こりやすくなります。
リハビリテーションでは、伸張運動、圧迫療法、装具による良肢位保持が基本の手段です。
【選択肢別解説】
1:○ 熱傷後の瘢痕拘縮には、ゆっくりと時間をかけて伸ばす持続伸長運動が基本です。
急激な伸張は瘢痕を傷つけるため避けます。
2:× 熱傷瘢痕部の圧迫は避けるのではなく、積極的に行います。
弾性着衣などによる圧迫療法は肥厚性瘢痕の予防と改善に有効です。
3:× 拘縮予防には装具を積極的に使用します。
瘢痕が縮む方向と反対の肢位に保つことで拘縮を防ぎます。
4:× 60℃は熱すぎ、熱傷後の皮膚を再び傷つけるおそれがあります。
パラフィン浴は通常50℃台前半で行います。
5:× 会陰部熱傷では股関節が内転して拘縮しやすくなります。
正しくは股関節を外転位に保ち、回旋は中間位にします。
【ポイント】
熱傷の拘縮予防は「瘢痕が縮む方向と反対の肢位」に保つことが原則です。
肥厚性瘢痕には圧迫療法と持続伸長が基本になります。