正答3
解説
正解は3です。
妊娠中の母体が感染し、胎盤を通じて胎児に感染すると、先天性の異常を起こす病原体があります。
代表は風疹ウイルス、サイトメガロウイルス、トキソプラズマ、梅毒トレポネーマなどです。
【選択肢別解説】
1:× MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)は院内感染の原因菌です。
胎児に先天性奇形を起こすことはありません。
2:× 結核菌が胎内で感染する先天性結核はきわめてまれです。
先天性奇形の原因としては知られていません。
3:○ 妊娠初期に風疹ウイルスに感染すると、先天性風疹症候群が起こります。
白内障、先天性心疾患、難聴が三大症状です。
4:× B型肝炎ウイルスは主に出産時に母子感染し、子どもが持続感染者(キャリア)になることがあります。
先天性奇形の原因ではありません。
5:× ヘリコバクター・ピロリ菌は胃に感染し、胃炎や胃潰瘍、胃癌の原因になります。
胎児の奇形とは関係しません。
【ポイント】
先天性風疹症候群の三大症状は「白内障、先天性心疾患、難聴」です。
妊娠前の風疹ワクチン接種が予防の基本です。