正答1
解説
正解は1です。
図は、床に両手をついた四つ這い位から、手を下腿・膝・大腿へと順に当てて体幹を押し上げて立ち上がる様子です。
これは近位筋の筋力低下を手で補う登攀性起立(Gowers 徴候)です。
厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類(新分類)は、ステージ1〜8で歩行・起立・移動の能力を段階づけています。
【選択肢別解説】
1:○ ステージ2は、階段昇降は可能だが手の膝おさえや手すりが必要な段階です。
床からの立ち上がりは手を使えば可能で、図のような登攀性起立がみられる時期に当たります。
2:× ステージ4は、階段昇降も椅子からの起立もできず、歩行のみ可能な段階です。
床から自力で立ち上がることはできないため、図と一致しません。
3:× ステージ5は、起立・歩行はできないが四つ這いは可能な段階です。
図では立位まで到達しているため一致しません。
4:× ステージ6は、四つ這いはできないがいざり這い(座位での移動)が可能な段階です。
立ち上がりはできません。
5:× ステージ8は、座位保持もできない最も重度の段階です。
図のような起立動作は不可能です。
【ポイント】
Duchenne 型筋ジストロフィーでは、登攀性起立は比較的早期からみられます。
床からの起立が可能なうちはステージ1〜2、椅子からの起立までならステージ3、歩行のみならステージ4と整理しましょう。