正答2
解説
正解は2です。
肩腱板断裂は、棘上筋を中心とする回旋筋腱板が断裂した状態で、中高年に多くみられます。
整形外科的テストが、どの疾患を調べるためのものかを結びつけて覚える問題です。
【選択肢別解説】
1:× Adson テストは、頸部を伸展して患側に回旋させ深呼吸させたときの橈骨動脈の拍動の減弱をみる検査です。
胸郭出口症候群で陽性になります。
2:○ drop arm テストは、他動的に外転90°まで挙上した上肢を、ゆっくり下ろさせる検査です。
腱板断裂があると上肢を保持できずに落下し、陽性になります。
3:× Finkelstein テストは、母指を握り込んで手関節を尺屈させたときの痛みをみる検査です。
de Quervain 病(狭窄性腱鞘炎)で陽性になります。
4:× Phalen テストは、手関節を掌屈位に保ったときのしびれの増悪をみる検査です。
手根管症候群で陽性になります。
5:× Thomsen テストは、手関節の背屈に抵抗を加えたときの肘外側の痛みをみる検査です。
上腕骨外側上顆炎で陽性になります。
【ポイント】
腱板断裂では、drop arm テストのほか、有痛弧徴候(painful arc sign)や棘上筋テスト(empty can テスト)も用いられます。
テスト名と疾患の組合せは頻出なので一覧で覚えましょう。