正答4
解説
正解は4です。
作業療法の歴史では、国内外の人物と、その人が貢献した分野を正しく結びつけることが問われます。
人物名と、実践した療法や対象者の組み合わせで判断します。
【選択肢別解説】
1:× 呉秀三は、明治から大正期に精神科病院で患者に作業を取り入れた移導療法(作業療法)を進めた精神科医です。
認知行動療法は、のちにA. Beckらが発展させた心理療法です。
2:× A. Meyerは、作業と生活リズムの意義を説き、作業療法の哲学の基礎を築いた精神科医です。
感覚統合療法を提唱したのは、作業療法士のA. J. Ayresです。
3:× 加藤普佐次郎は、松沢病院で患者とともに池を造成するなど、精神科の作業療法を実践した医師です。
結核患者の作業療法に貢献した人物ではありません。
4:○ 高木憲次は、肢体不自由児の治療と教育を合わせた「療育」の概念を提唱し、整肢療護園を創設しました。
肢体不自由児の療育を体系化した人物であり、正しい記述です。
5:× W. Duntonは、作業療法の原則を示し、米国作業療法協会の設立に関わった精神科医です。
精神力動的な作業療法理論は、Fidlerらが発展させたものです。
【ポイント】
日本の精神科作業療法は呉秀三と加藤普佐次郎、肢体不自由児の療育は高木憲次と覚えます。
海外ではA. Meyerが作業の哲学、W. Duntonが作業療法の原則、A. J. Ayresが感覚統合療法に結びつきます。