正答1
解説
正解は1です。
曝露反応妨害法は、不安を引き起こす状況にあえて身を置き(曝露)、不安を下げるための行為をしないでがまんする(反応妨害)認知行動療法の技法です。
行為をしなくても不安は時間とともに自然に下がることを体験し、悪循環を断ち切ります。
【選択肢別解説】
1:○ 強迫性障害では、不潔だと感じる物に触れたあと(強迫観念)、何度も手を洗う(強迫行為)ことで一時的に不安を下げています。
曝露反応妨害法はこの悪循環を断つため、強迫性障害の治療に最も有効です。
2:× 身体化障害は、身体の病気では説明できない多くの身体症状を長く訴える障害です。
治療は、症状を受け止めながら生活機能を保つ支持的な関わりが中心です。
3:× 神経性過食症では、食事を規則正しくし、食べ方や体型についての考えを見直す認知行動療法が中心です。
曝露反応妨害法の代表的な適応ではありません。
4:× 全般性不安障害は、さまざまな事柄について過剰な心配が続く障害です。
認知行動療法やリラクセーション、薬物療法が用いられ、曝露反応妨害法の代表的な適応ではありません。
5:× 外傷後ストレス障害(PTSD)では、トラウマの記憶に段階的に向き合う持続エクスポージャー療法などが用いられます。
強迫行為を止める反応妨害を中心とする技法とは異なります。
【ポイント】
強迫性障害の治療は、曝露反応妨害法と選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)が二本柱です。
曝露は不安の弱い場面から段階的に進め、本人の同意と納得を得たうえで行います。