正答2
解説
正解は2です。
てんかんは、脳の神経細胞が過剰に興奮して発作を繰り返す慢性の脳の病気です。
発作は、脳の一部から始まる部分発作(焦点発作)と、脳全体が同時に巻き込まれる全般発作に分けられ、部分発作は意識障害の有無でさらに分けられます。
【選択肢別解説】
1:× てんかんに明らかな男女差はなく、女性に多いという記述は誤りです。
人口のおよそ1%前後にみられる頻度の高い病気です。
2:○ 単純部分発作は、脳の一部の過剰な興奮による発作で、意識障害を伴いません。
手足のけいれんやしびれなどが起こっても、本人は発作中のことを覚えています。
3:× てんかんの発症率は小児期と高齢期に高く、高齢になると脳血管障害や認知症などを原因として再び上昇します。
発症率が低下するという記述は誤りです。
4:× 熱性けいれんの多くは成長とともに自然に起こらなくなり、てんかんに移行するのは一部です。
半数以上がてんかんに移行するという記述は誤りです。
5:× 症候性てんかんは、脳の損傷や病気などの原因がある分、発作が抑えにくいことが多く、特発性てんかんに比べて予後は不良です。
予後が良いという記述は誤りです。
【ポイント】
部分発作のうち、意識が保たれるものを単純部分発作、意識障害を伴うものを複雑部分発作とよびます(現在の国際分類ではそれぞれ焦点意識保持発作、焦点意識減損発作)。
作業療法では、発作の誘因となる睡眠不足や過労を避ける生活管理と、発作時の安全確保を指導します。