正答2
解説
正解は2です。
半側空間無視は、病巣と反対側の空間にある刺激に気づかず反応しない症状で、右頭頂葉の損傷で多くみられます。
高次脳機能障害の検査名と評価対象の対応を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)は、規則変換カードや動物園地図などの課題で、日常生活に近い場面の遂行機能を評価する検査です。
2:○ BIT(行動性無視検査)は、線分抹消・線分二等分・模写などの通常検査と、電話のダイヤル・地図・硬貨の分類などの行動検査からなる、半側空間無視の評価法です。
3:× CAT(標準注意検査法)は、記憶範囲、抹消・検出課題、PASATなどで、注意機能を多面的に評価する検査です。
4:× FAB(前頭葉機能検査)は、類似、語の流暢性、運動系列、葛藤指示、Go/No-Go、把握行動の6項目で前頭葉機能を簡便に評価する検査です。
5:× WCST(ウィスコンシンカード分類検査)は、分類の規則を推測して切り替える課題で、概念の形成や思考の柔軟性(セットの転換)を評価する検査です。
【ポイント】
半側空間無視の評価はBITのほか、線分二等分試験、抹消試験、模写試験、日常生活場面の観察(CBS:Catherine Bergego Scale)が用いられます。
遂行機能はBADS・WCST、注意はCAT・TMTとセットで覚えましょう。