正答1
解説
正解は1です。
この問題は誤っているものを選ぶので、○ が答え(誤った記述)です。
筋収縮の直接のエネルギー源はATP(アデノシン三リン酸)で、ATPはクレアチンリン酸系、解糖系、有酸素系の3つの経路で再合成されます。
運動の強さと時間によって、主に使われる経路とエネルギー源が変わります。
【選択肢別解説】
1:○ 有酸素運動を長く続けると、エネルギー源として脂質の利用割合が増えていきます。
20分以上の有酸素運動で脂質より糖質が利用されるという記述は誤りです。
2:× 筋収縮では、ATPが分解されるときのエネルギーでアクチンとミオシンが滑り合います。
正しい記述です。
3:× 無酸素性作業閾値(AT)は、心肺運動負荷試験で呼気ガスを分析し、換気量や二酸化炭素排出量が急に増える点から求めます。
正しい記述です。
4:× 最大酸素摂取量は、全身の筋に酸素を取り込んで使える最大の能力を示し、全身持久力の指標です。
正しい記述です。
5:× 酸素が不足する強い運動では、グリコーゲンやグルコースが解糖系で分解され、ピルビン酸を経て乳酸が生じます。
正しい記述です。
【ポイント】
運動開始直後はクレアチンリン酸系、短時間の強い運動は解糖系、長時間の運動は有酸素系が主となります。
有酸素運動の時間が長くなるほど、エネルギー源は糖質から脂質へ移っていきます。