正答4
解説
正解は4です。
肩関節の外転は、肩甲上腕関節の外転と、肩甲骨の上方回旋(肩甲胸郭関節)の組合せで起こります。
この2つの動きの比率を肩甲上腕リズムといい、おおむね2:1とされます。
【計算】
肩関節外転の全角度=肩甲上腕関節の外転角度+肩甲骨の上方回旋角度です。
比率は肩甲上腕関節:肩甲骨=2:1なので、肩甲上腕関節の外転角度は全角度の2/3です。
150°×2/3=100°となります。
残りの150°−100°=50°を肩甲骨の上方回旋が担います。
【選択肢別解説】
1:× 40°では、肩甲骨の上方回旋が110°となり、2:1の比率と合いません。
2:× 60°では、肩甲骨の上方回旋が90°となり、2:1の比率と合いません。
3:× 80°では、肩甲骨の上方回旋が70°となり、2:1の比率と合いません。
4:○ 肩甲上腕関節が100°、肩甲骨の上方回旋が50°で、比率が2:1となり、合計150°と一致します。
5:× 120°では、肩甲骨の上方回旋が30°となり、比率が4:1となって合いません。
【ポイント】
肩関節の外転180°は、肩甲上腕関節120°と肩甲骨上方回旋60°に分けられます。
外転の初期(約30°まで)は肩甲骨がほとんど動かない「セッティング期」がある点も覚えておきましょう。