正答4
解説
正解は4です。
急性炎症は、血管の拡張と透過性の亢進による浮腫、好中球の浸潤、フィブリンの析出が主体です。
慢性炎症は、リンパ球・形質細胞・マクロファージの浸潤と、線維芽細胞の増殖による線維化が主体になります。
肉芽組織は時間とともに線維化して瘢痕となり、その過程で毛細血管は減っていきます。
【選択肢別解説】
1:× 局所の浮腫は、血管透過性の亢進によって血漿成分が組織にしみ出すことで起こる、急性炎症の特徴です。
2:× 白血球、特に好中球が局所に集まるのは急性炎症の特徴です。
慢性炎症でもリンパ球やマクロファージが集まりますが、急性炎症と比べた特徴とはいえません。
3:× フィブリンの析出は、血管からしみ出したフィブリノゲンが固まって起こる、急性炎症(線維素性炎)の特徴です。
4:○ 慢性炎症では、肉芽組織が線維化して瘢痕に置き換わっていく過程で、毛細血管が退縮して減少します。
急性炎症と比べた慢性炎症の特徴です。
5:× 血管透過性の亢進は、ヒスタミンなどの化学伝達物質によって起こる急性炎症の特徴です。
【ポイント】
炎症の5徴候(発赤・腫脹・熱感・疼痛・機能障害)は主に急性炎症の血管反応によるものです。
急性炎症は好中球、慢性炎症はリンパ球・マクロファージ・形質細胞と線維化、と細胞の違いで区別しましょう。