正答2
解説
正解は2です。
視覚失認は、見えているのにそれが何かを視覚からはわからなくなる障害です。
種類ごとの特徴と、他の感覚による代償ができるかを問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 相貌失認は、よく知っている人の顔を見ても誰かわからなくなる障害です。
顔全体の知覚処理が障害されるため、表情の読み取りも障害されることが多く、表情認知が可能とはいえません。
2:○ 純粋失読は、書字は保たれるのに文字を見て読めなくなる障害です。
指で文字の形をなぞると運動覚を手がかりに読めるようになることが特徴です。
3:× 同時失認では、個々の物体や人物は認識できます。
障害されるのは、複数の要素を同時にとらえて全体の状況を理解することです。
4:× 色彩失認では、色の知覚そのものは保たれます。
同じ色のものを選ぶ色の照合はでき、色と物との結びつき(バナナの色を答えるなど)が障害されます。
5:× 視覚性物体失認は、後頭葉から側頭葉にかけての視覚連合野の障害で生じます。
優位半球の前頭葉の障害ではありません。
【ポイント】
視覚失認は後頭・側頭葉の障害で生じ、触る・なぞる・音を聞くなど他の感覚を使うと認識できます。
純粋失読の「なぞり読み」は頻出です。