正解を2つ選んでください。
正答1・2
解説
正解は1と2です。
痛みは、発生の仕組みによって侵害受容性疼痛、神経障害性疼痛、心因性(心理社会的)疼痛に分けられます。
それぞれの仕組みと、効く薬の違いを確認します。
【選択肢別解説】
1:○ 侵害受容性疼痛は、外傷や炎症などで組織が傷つき、侵害受容器が刺激されて生じます。
骨折や関節炎など、組織の損傷がはっきりした器質的疾患に多い痛みです。
2:○ 心因性疼痛は、不安や抑うつ、生活上のストレスなど多くの要因が複雑に関与して生じます。
身体的な所見だけでは説明できない痛みです。
3:× 神経障害性疼痛には、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)はあまり効きません。
プレガバリンなどの神経障害性疼痛治療薬や、一部の抗うつ薬が用いられます。
4:× 痛みを伝える神経経路が障害されて支配領域に痛みを感じるのは、神経障害性疼痛です。
侵害受容性疼痛は、神経経路ではなく受容器への刺激で生じます。
5:× 末梢の受容器が熱や機械的刺激で活性化して痛みを感じるのは、侵害受容性疼痛です。
神経障害性疼痛は、神経そのものの損傷や機能異常によって生じます。
【ポイント】
選択肢4と5は、それぞれ神経障害性疼痛と侵害受容性疼痛の説明を入れ替えたものです。
炎症による痛みにはNSAIDsが効き、神経の障害による痛みには効きにくいという違いを押さえます。