正答2
解説
正解は2です。
Brunnstrom法ステージ上肢Ⅲ・手指Ⅲは、共同運動がみられ痙縮が強い時期です。
下肢Ⅳは共同運動から一部逸脱した動きが可能で、立位や歩行に麻痺側下肢を使える段階です。
【選択肢別解説】
1:× 緊張性頸反射は、随意運動がほとんどないステージⅠ〜Ⅱで運動を引き出すために使います。
ステージⅢでは共同運動や痙縮を強めるため、利用しません。
2:○ 立位時には麻痺側下肢への荷重を促します。
下肢Ⅳでは支持性が期待でき、左右対称な荷重を学ぶことが歩行の安定につながります。
3:× 下肢Ⅳでは膝の制御がある程度可能なため、長下肢装具は通常必要ありません。
必要に応じて短下肢装具を用いて歩行訓練を行います。
4:× 上肢Ⅲで重錘を用いた反復運動を行うと、痙縮や共同運動を強めるおそれがあります。
5:× 非麻痺側上肢を拘束して麻痺側を使わせるCI療法(Constraint-Induced Movement Therapy)は、手指の随意伸展がある程度可能な人が対象です。
手指Ⅲでは指の随意的な伸展ができないため、適応になりません。
【ポイント】
CI療法の適応の目安は、手関節20°以上・手指10°以上の随意的な伸展が可能なことです。
治療方法は上肢・手指・下肢それぞれのステージに合わせて選びます。