正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
痙直型四肢麻痺の脳性麻痺児は、股関節の内転・内旋、膝の伸展、足の尖足が強まりやすく、両下肢が交差するはさみ肢位になりやすい特徴があります。
抱くときは、股関節を屈曲・外転させ、膝を曲げて、この伸展パターンを抑える姿勢をとらせます。
【選択肢別解説】
1:× 図1は児を縦に抱き、両下肢が伸びてそろったまま垂れ下がっています。
股関節の内転と膝の伸展を助長する抱き方です。
2:○ 図2は児が大人に向き合い、大人の体をまたぐように両下肢を開いています。
股関節が屈曲・外転し膝も曲がるので、伸展と内転の緊張を抑えられます。
3:○ 図3は大人が児を前向きに座らせるように抱き、両大腿の下から支えて股関節と膝を曲げています。
両下肢が開いた屈曲位で、体幹も前に向き、伸展パターンを抑えられます。
4:× 図4は児を横向きに抱え、両下肢が伸びたまま下がっています。
下肢の伸展と内転を強める抱き方です。
5:× 図5は児を前向きに立たせるように胸の前で支え、両下肢が伸びてそろっています。
股関節の内転と膝の伸展が強まり、はさみ肢位を助長します。
【ポイント】
痙直型の児では、股関節の屈曲・外転・外旋と膝の屈曲を保つ抱き方が基本です。
アテトーゼ型では、頭部と肩を前に出し、体の正中位を保つ抱き方を心がけます。