正答4
解説
正解は4です。
小さな物をつまむ動作は、手全体でかき寄せる段階から、母指と示指の先端だけで正確につまむ段階へと発達します。
図の5つの手を、小球をどこで挟んでいるかと、母指・示指以外の指がどうなっているかで比べます。
【選択肢別解説】
1:× 図1は、示指を伸ばしたまま、母指の指腹と示指の側面(中節付近)で小球を挟んでいます。
母指を示指の指先に向き合わせられない、早期のはさみ状のつまみ方です。
2:× 図2は、母指と示指の先端付近で小球を挟んでいますが、中指から小指も一緒に握り込むように曲がっています。
示指だけを他の指から分離して動かせておらず、図4より前の段階です。
3:× 図3は、曲げた指の下に小球を入れ、手掌側へかき込むように握っています。
指全体でかき寄せて握る未熟な把持で、難易度は低い段階です。
4:○ 図4は、中指から小指を伸ばして離したまま、示指だけを曲げて母指の先と示指の指先で小球をつまんでいます。
母指の対立に加え、示指を他の指から分離して動かす必要がある指尖つまみで、1歳前後に完成する最も高度な動作です。
5:× 図5は、手指を伸ばしたまま示指の先で小球に触れています。
物を指先でつつく段階で、つまむ動作そのものはまだ成立していません。
【ポイント】
小物のつまみは「かき寄せ」「母指と示指側面で挟む」「指先でつまむ」「他の指から分離した指尖つまみ」の順に高度化します。
母指と示指の先端が向き合っているか、ほかの指が一緒に曲がっていないかが、難易度を見分ける手がかりです。