正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
解離性障害は、強い心理的ストレスや葛藤から、記憶や意識、自分という感覚のまとまりが一時的に失われる障害です。
初期の作業療法では、安心できる関係をつくり、現実的な行動の仕方を身につけることを目指します。
【選択肢別解説】
1:○ 解離性障害の人は、強い不安やストレスを抱えていることが多くあります。
受容的で支持的な態度で接すると、安心感が生まれ、治療関係の土台ができます。
2:× 治療的退行を促すと、現実から離れる傾向がかえって強まるおそれがあります。
初期の作業療法では、退行を促すのではなく現実への適応を支えます。
3:× 患者の要求どおりに作業を進めると、依存や操作的な関わりを強めることがあります。
作業の枠組みやルールを一貫して示すことが大切です。
4:○ ストレスへの対処として解離に頼らずにすむよう、適応的な新しい行動パターンの形成を促します。
作業の中で成功体験を重ね、現実的な対処の仕方を身につけることが目標です。
5:× 解離症状は、心理的な葛藤やストレスと深く関係して生じます。
無関係であると説明するのは、病態の理解として誤りです。
【ポイント】
解離性障害の作業療法は、支持的な関係づくりと、現実的・適応的な行動の獲得が中心です。
退行や依存を強める関わりは避けましょう。