正答5
解説
正解は5です。
この問題は誤っている組合せを選ぶので、○ が答え(誤った組合せ)です。
血管疾患の発症に関わる危険因子や誘因を、疾患ごとに確認します。
【選択肢別解説】
1:× Buerger 病(閉塞性血栓血管炎)は、四肢の末梢動脈が閉塞する疾患です。
若い男性の喫煙者に多く、喫煙が最大の危険因子であるため、組合せは正しいです。
2:× 下腿静脈瘤は、静脈の弁がうまく閉じず、血液が逆流して静脈が拡張する疾患です。
妊娠では腹部の圧迫やホルモンの影響で静脈還流が妨げられるため、関連因子として正しいです。
3:× 解離性大動脈瘤(大動脈解離)は、大動脈の内膜が裂けて壁の中に血液が入り込む疾患です。
高血圧とアテローム硬化(動脈硬化)が主な要因であり、組合せは正しいです。
4:× 深部静脈血栓症は、下肢の深い静脈に血栓ができる疾患です。
長期臥床による血流の停滞が主な要因であり、組合せは正しいです。
5:○ 結節性多発動脈炎は、中くらいの太さの動脈に壊死性の炎症が起こる血管炎です。
原因は明らかでなく、B 型肝炎ウイルスとの関連が知られていますが、糖尿病は関連因子ではありません。
【ポイント】
深部静脈血栓症の3要因は、血流の停滞、血管壁の障害、血液凝固能の亢進です(Virchow の三徴)。
Buerger 病は禁煙が最も重要な治療であることも覚えておきましょう。