正答5
解説
正解は5です。
CRPS(complex regional pain syndrome、複合性局所疼痛症候群)は、外傷や手術の後に生じる慢性の疼痛症候群です。
きっかけとなった損傷の程度に見合わない強い痛みが続くのが特徴です。
腫脹、皮膚の色や温度の変化、発汗異常、関節拘縮などを伴います。
【選択肢別解説】
1:× CRPSは女性に多く、男性の約2〜3倍とされます。
2:× 発症は中年期に多いとされ、高齢者に特に多い疾患ではありません。
小児にも発症します。
3:× CRPSでは手指の関節拘縮や皮膚の萎縮がみられますが、手根背屈変形は特徴ではありません。
4:× 骨折後のCRPSの発症率は報告により幅がありますが、80%のように大多数に生じるものではありません。
5:○ 外傷や疾病の程度に不釣り合いな持続性の痛みは、CRPSの診断の中心となる特徴です。
軽い刺激で強い痛みを感じるアロディニアや、痛覚過敏を伴います。
【ポイント】
CRPSは、神経損傷を伴わないⅠ型(旧称:反射性交感神経性ジストロフィー)と、神経損傷を伴うⅡ型(旧称:カウザルギー)に分けられます。
作業療法では、浮腫の管理と痛みの範囲内での自動運動を早期から行います。