正答3
解説
正解は3です。
骨折に伴う出血量の大きさを比較する問題です。
出血性ショックは、大量の出血で循環血液量が減り、全身の臓器に血液が届かなくなる状態です。
【選択肢別解説】
1:× 橈骨遠位端骨折は転倒で手をついて起こる頻度の高い骨折ですが、出血量は少なく、出血性ショックを起こすことはまれです。
2:× 腰椎圧迫骨折は骨粗鬆症を背景に起こる椎体の骨折で、出血性ショックを合併することはまれです。
3:○ 骨盤の周囲には太い血管や静脈叢が多く、骨盤骨折では後腹膜腔に大量に出血することがあります。
出血量は数リットルに及ぶこともあり、出血性ショックを合併する危険が最も高い骨折です。
4:× 大腿骨頸部骨折は関節包の内側の骨折で、出血は関節包内にとどまりやすく、出血性ショックはまれです。
5:× 足関節骨折は出血量が少なく、出血性ショックを起こすことはまれです。
【ポイント】
骨折による出血量は、骨盤骨折が最も多く、次いで大腿骨骨幹部骨折が多いことを押さえておきましょう。
骨盤骨折では、意識・血圧・脈拍の変化に注意します。