5 歳の男児。
痙直型両麻痺の脳性麻痺と診断されており、保育園での着替えや遊びへの参加が制限されている。
自宅でも食事やトイレなどの身辺動作で介助を要している。
この児のADL 評価で最も適切なのはどれか。
正答3
解説
正解は3です。
痙直型両麻痺の5歳児で、着替え・食事・トイレなど身辺動作の自立度と介助量を把握したい場面です。
小児のADLを評価する検査を選びます。
【選択肢別解説】
1:× MAS(Modified Ashworth Scale)は痙縮の程度を評価する尺度です。
ADLの評価ではありません。
2:× MACS(Manual Ability Classification System)は、脳性麻痺児が日常で物を扱う手の能力を5段階に分類するものです。
ADL全体の自立度や介助量は評価できません。
3:○ PEDI(Pediatric Evaluation of Disability Inventory:リハビリテーションのための子どもの能力低下評価法)は、セルフケア・移動・社会的機能の3領域について、できる能力と介助者の援助量を評価します。
対象はおおむね6か月から7歳半で、この児のADL評価に最も適しています。
4:× GMFCS(Gross Motor Function Classification System)は粗大運動能力の分類システムです。
身辺動作の評価ではありません。
5:× SCSIT(南カリフォルニア感覚統合検査)は感覚統合機能の検査です。
ADLを評価するものではありません。
【ポイント】
小児のADL評価はPEDIとWeeFIM(子どものための機能的自立度評価法)が代表です。
GMFCS・MACSは「分類」、MASは「痙縮」と目的で区別して覚えます。