正答4
解説
正解は4です。
遺伝する疾患とは、親から受け継いだ遺伝子の異常によって起こる疾患のことです。
感染症や胎内での薬剤・ウイルスの影響による先天異常と区別できるかが問われています。
【選択肢別解説】
1:× ハンセン病は、らい菌の感染によって起こる慢性感染症です。
遺伝する疾患ではなく、感染力も非常に弱いことが知られています。
2:× アザラシ肢症は、妊娠初期に服用された睡眠薬サリドマイドによって起こった四肢の奇形です。
薬剤による胎芽障害であり、遺伝ではありません。
3:× 先天性風疹症候群は、妊娠初期の母親が風疹に感染し、ウイルスが胎児に移行して起こります。
白内障、難聴、心疾患などがみられますが、遺伝病ではありません。
4:○ フェニルケトン尿症は、フェニルアラニン水酸化酵素の欠損による先天性代謝異常症です。
常染色体劣性遺伝の形式で遺伝し、新生児マススクリーニングの対象になっています。
【ポイント】
「先天性」は生まれつきという意味であり、「遺伝性」とは同じではありません。
胎内感染や薬剤による奇形は先天性でも遺伝ではないと覚えておきましょう。