正答2
解説
正解は2です。
吐血は、食道・胃・十二指腸など上部消化管からの出血を口から吐き出すものです。
出血部位が上部消化管にある疾患を選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 大腸憩室炎は大腸の憩室に起こる炎症で、腹痛や発熱が主な症状です。
出血する場合も下血(血便)として現れ、吐血にはなりません。
2:○ マロリー・ワイス症候群は、飲酒後などに激しい嘔吐を繰り返すことで、食道と胃の接合部の粘膜が裂ける疾患です。
上部消化管からの出血であるため吐血の原因になります。
3:× 過敏性腸症候群は、腸に器質的な病変がないのに腹痛と便通異常(下痢や便秘)が続く機能性疾患です。
出血は起こりません。
4:× 急性膵炎は膵酵素によって膵臓自体が障害される疾患で、上腹部から背部への激しい痛みが主症状です。
吐血の原因となる疾患ではありません。
【ポイント】
吐血の主な原因は、消化性潰瘍、食道静脈瘤の破裂、マロリー・ワイス症候群、胃癌です。
上部消化管からの出血が腸を通ると、黒色のタール便になる点も合わせて覚えましょう。