正答1
解説
正解は1です。
発育性股関節形成不全は、大腿骨頭が臼蓋から外れかかっている、または外れている状態です。
歩行を始める前の乳児(生後3か月)でみられる所見が問われています。
【選択肢別解説】
1:○ アリス徴候は、仰臥位で両膝を立てさせると、患側の膝の高さが低くなる所見です。
脱臼で大腿骨頭が後上方にずれ、大腿が短く見えるために起こり、乳児でも確認できます。
2:× トレンデレンブルグ徴候は、患側で片脚立ちしたときに反対側の骨盤が下がる所見です。
歩行を始めた後に評価する所見なので、生後3か月ではみられません。
3:× ドレーマン徴候は、股関節を屈曲すると大腿が外旋する所見です。
思春期に多い大腿骨頭すべり症でみられます。
4:× フローマン徴候は、紙を母指と示指でつまませると母指のIP関節が曲がる所見です。
尺骨神経麻痺でみられます。
【ポイント】
乳児期の発育性股関節形成不全では、開排制限、クリック徴候、大腿皮膚溝の非対称、アリス徴候がみられます。
トレンデレンブルグ徴候は歩行開始後に現れる所見と区別しましょう。