正答4
解説
正解は4です。
浮腫は、間質(細胞と細胞の間)に水分が過剰にたまった状態です。
毛細血管の圧の上昇、血漿蛋白の低下、血管透過性の亢進、リンパの流れの障害などで起こります。
【選択肢別解説】
1:× 副甲状腺機能低下症では浮腫は主な症状ではありません。
副甲状腺ホルモンの不足で血中カルシウムが下がり、手足のしびれやテタニー(筋のけいれん)が起こります。
2:× 高コレステロール血症は、それだけでは浮腫を起こしません。
ネフローゼ症候群では高コレステロール血症と浮腫が一緒にみられますが、浮腫の原因は低アルブミン血症です。
3:× 非アルコール性脂肪肝は、通常は浮腫を起こしません。
肝硬変まで進んでアルブミンをつくる力が落ちれば浮腫が出ますが、脂肪肝の段階では起こりません。
4:○ うっ血性心不全では、心臓のポンプ機能が落ちて静脈に血液がたまり、毛細血管の圧が上がって浮腫が起こります。
右心不全では特に下肢のむくみが目立ちます。
【ポイント】
浮腫の原因は「心臓(心不全)・腎臓(ネフローゼ、腎不全)・肝臓(肝硬変)・甲状腺機能低下症・栄養障害」と整理します。
甲状腺機能低下症の浮腫は、押しても跡が残らない粘液水腫です。