正答4
解説
正解は4です。
十二刺は『霊枢』官鍼篇に記された、十二経の病に応じる12種類の刺法です。
筋の異常緊張(筋痺)に対し、関節近くの腱の傍らに刺すのは恢刺です。
【選択肢別解説】
1:× 賛刺は浅く何度も刺して少し出血させる刺法で、癰腫(化膿性の腫れ)に用います。
筋の緊張を対象とする刺法ではありません。
2:× 短刺は鍼を揺らしながら骨の近くまで深く刺し、骨痺に用いる刺法です。
腱ではなく骨の病を対象とします。
3:× 陰刺は左右の同名穴に同時に刺す刺法で、寒厥(手足の冷え)に用います。
腱への刺鍼ではありません。
4:○ 恢刺は関節近くの腱の傍らに刺し、鍼の向きを前後に変えて筋の拘急を緩める刺法です。
筋痺に用いるので本問の内容に一致します。
【ポイント】
恢刺は筋痺、短刺は骨痺、陰刺は寒厥、賛刺は癰腫と、対象の病で整理します。
「恢」には広げる・ゆるめるという意味があり、筋の緊張を緩める刺法と結びつけると覚えやすくなります。