正答2
解説
正解は2です。
体性-自律神経反射には、脊髄内で完結する脊髄分節性反射と、脳幹など上位中枢を介する上脊髄性反射があります。
交感神経の節前ニューロンは胸髄から上位腰髄(T1〜L2)の側角にしかありません。
四肢からの入力が入る頸膨大や腰膨大にはこのニューロンが少ないため、上位中枢を介する反応が起こりやすくなります。
【選択肢別解説】
1:× 感覚神経の分布密度の高さは、刺激の感じやすさには関係します。
しかし反射がどの経路を通るかを決める理由にはなりません。
2:○ 四肢の入力が入る脊髄分節には自律神経の節前ニューロンが少ないため、その分節内で反射が完結しにくいです。
そのため入力が上位中枢まで上行し、上脊髄性の自律神経反応が起こりやすくなります。
3:× 筋肉が豊富であることは、反射の経路が上脊髄性になる理由ではありません。
反射の経路は入力する脊髄分節の構造で決まります。
4:× 四肢の神経が神経叢から出ることは、末梢での神経の分かれ方の特徴にすぎません。
自律神経反射の経路を決める理由ではありません。
【ポイント】
腹部や背部への刺激は脊髄分節性反射、四肢への刺激は上脊髄性反射を起こしやすいと覚えます。
たとえば腹部刺激は胃運動を抑制し、四肢刺激は迷走神経を介して胃運動を促進します。