正答1
解説
正解は1です。
鍼通電による鎮痛は、通電周波数によって働く仕組みと効果の現れ方が異なります。
低頻度の通電は、効果の発現はやや遅いものの持続が長いという特徴があります。
【選択肢別解説】
1:○ 5Hz程度の低頻度通電は、β-エンドルフィンやエンケファリンなどのオピオイドペプチドを介する鎮痛系を賦活します。
効果が長く続くため、持続効果の長い鎮痛を期待する場合に最も適しています。
2:× 20Hzは低頻度と高頻度の中間の周波数です。
持続効果の長いオピオイド系の鎮痛を狙う周波数としては、5Hz程度の低頻度ほど適していません。
3:× 50Hzは高頻度寄りの周波数です。
高頻度通電は効果の発現は速いものの持続が短く、持続効果を狙う目的には合いません。
4:× 100Hzは典型的な高頻度通電で、ダイノルフィンなどを介する即効性の鎮痛とされます。
効果は速く現れますが持続が短く、本問の目的には合いません。
【ポイント】
「低頻度は遅く現れて長く続く、高頻度は速く現れて短い」と対比して覚えます。
低頻度の鍼通電鎮痛はオピオイド拮抗薬のナロキソンで抑えられることも頻出です。