正答2
解説
正解は2です。
肝硬変に伴う循環障害が脾臓に及ぼす影響を問う問題です。
肝硬変では肝内の血流抵抗が高まり、門脈圧亢進症が起こります。
【選択肢別解説】
1:× 出血は血管が破れて血液が外に出る状態です。
肝硬変で問題になるのは食道静脈瘤の破裂などで、脾臓に最も生じやすい変化ではありません。
2:○ 門脈圧が上がると、門脈に流れ込む脾静脈の血液が停滞します。
その結果、脾臓にうっ血が起こり、脾腫や脾機能亢進症につながります。
3:× 水腫(浮腫)は組織間隙に液体がたまる状態です。
肝硬変では腹水や下肢浮腫がみられますが、脾臓に最も生じやすい変化ではありません。
4:× 梗塞は動脈の閉塞で組織が壊死する状態です。
肝硬変の脾臓に典型的にみられる変化ではありません。
【ポイント】
門脈圧亢進症では脾腫、食道・胃静脈瘤、腹壁静脈の怒張(メドゥーサの頭)、痔核がみられます。
うっ血は静脈側の流れが滞る「受動的」な充血であると覚えましょう。