正答1
解説
正解は1です。
トリガーポイントは筋の硬結の中にある過敏な点で、押すと離れた部位に関連痛を起こします。
筋の過収縮が続くと局所の血流が減り、発痛物質がたまって侵害受容器が感作されることで生じると考えられています。
【選択肢別解説】
1:○ 局所の虚血によりブラジキニンやプロスタグランジンなどがたまり、侵害受容器(ポリモーダル受容器)が感作されて過敏になります。
これが圧痛や関連痛を生む直接の機序なので、正しいです。
2:× 筋血流の増加は、発痛物質を洗い流して症状を和らげる方向に働きます。
トリガーポイントでは、むしろ持続的な収縮による血流の減少が関与します。
3:× 副交感神経活動の亢進は、トリガーポイントの発現に直接関与しません。
トリガーポイントの活動を高めるのは、むしろ交感神経活動とされています。
4:× 内因性オピオイドの遊離は、痛みを抑える鎮痛の機序です。
トリガーポイントを発現させる方向には働きません。
【ポイント】
トリガーポイントは、持続的な筋収縮、局所の虚血、発痛物質の蓄積、侵害受容器の感作という悪循環で説明されます。
鍼による局所刺激や血流の改善は、この悪循環を断つ目的で行われます。