正答3
解説
正解は3です。
この問題は誤っているもの(不適切な診察)を選ぶので、○ が答えです。
乳児の股関節開排制限では、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)を疑って診察します。
【選択肢別解説】
1:× 適切な診察です。
脱臼側では大腿が短くなるため、大腿部や鼠径部の皮膚のしわの数や位置が左右で非対称になります。
2:× 適切な診察です。
脱臼股では大腿骨頭が後上方へずれて大転子の位置が変わるため、開排位で大転子と坐骨結節の位置関係を左右で比べます。
3:○ ラックマン徴候は膝の前十字靱帯損傷をみる検査であり、股関節の診察には用いないので誤りです。
脛骨の前方への動揺を調べます。
4:× 適切な診察です。
乳児の股関節は軟骨成分が多くエックス線では評価しにくいため、超音波断層像で骨頭の位置や臼蓋の形を確認します。
【ポイント】
発育性股関節形成不全の所見は「開排制限・大腿皮膚溝の非対称・下肢長差(アリス徴候)・クリック徴候」です。
乳児期の画像検査は超音波が有用です。