正答1
解説
正解は1です。
臓腑の作用どうしの補助関係を問う問題です。
降濁は胃の作用で、腐熟した飲食物(濁)を下方の小腸・大腸へ降ろす働きです。
【選択肢別解説】
1:○ 伝化は大腸の作用で、小腸から送られた糟粕を下へ運び、大便として体外に排出する働きです。
大腸の伝化は、胃気が下に降りる降濁作用の補助を受けて行われます。
肺の粛降作用も、この働きを助けます。
2:× 疏泄は肝の作用で、気を全身にのびやかに巡らせる働きです。
胃の降濁の補助を受ける作用ではなく、むしろ肝の疏泄が脾胃の昇降を助けます。
3:× 粛降は肺の作用で、気や津液を下方へ降ろす働きです。
胃の降濁に補助される側ではなく、大腸の伝化を補助する側の作用です。
4:× 化物は小腸の作用で、受け入れた飲食物をさらに消化し、清(栄養)と濁(糟粕)に分ける働きです。
糟粕を体外へ運び出す伝化とは段階が異なり、降濁の補助を受ける作用としては挙げられません。
【ポイント】
大腸の伝化は「胃の降濁」と「肺の粛降」の補助を受けると覚えましょう。
肺と大腸が表裏関係にあるのは、この粛降と伝化のつながりによるものです。