正答2
解説
正解は2です。
ネフローゼ症候群は、糸球体から大量の蛋白質が尿に漏れ出ることで起こる症候群です。
大量の蛋白尿・低蛋白血症・浮腫・脂質異常症が特徴です。
【選択肢別解説】
1:× ネフローゼ症候群では、血清コレステロールは低値ではなく高値になります。
血中蛋白が減ると、肝臓でのリポ蛋白の合成が増えるためです。
2:○ 尿中に大量の蛋白質が失われるため、低蛋白血症(低アルブミン血症)を認めます。
血清アルブミン3.0g/dL以下が、診断基準の必須項目の一つです。
3:× ネフローゼ症候群では、尿蛋白は陰性ではなく強陽性になります。
1日3.5g以上の持続する蛋白尿が、診断基準の必須項目です。
4:× 小児のネフローゼ症候群は、予後不良ではなく比較的良好です。
小児に多い微小変化型はステロイドがよく効きますが、再発しやすい点には注意が必要です。
【ポイント】
診断の必須条件は「蛋白尿(1日3.5g以上)」と「低アルブミン血症(3.0g/dL以下)」の2つです。
浮腫は、血漿の膠質浸透圧が下がり、水分が血管の外に移ることで起こります。