正答4
解説
正解は4です。
ビタミンB1(チアミン)は、糖質の代謝に必要な補酵素として働きます。
不足すると、エネルギーを多く使う神経や心臓に障害が起こります。
【選択肢別解説】
1:× ペラグラは、ビタミンB1ではなくナイアシン(ニコチン酸)の欠乏で起こります。
皮膚炎・下痢・認知症を三主徴とする疾患です。
2:× 萎縮性胃炎は、ビタミン欠乏の結果ではなく、ビタミンB12の吸収障害の原因になる疾患です。
胃の壁細胞が減って内因子が不足し、ビタミンB12が吸収されにくくなります。
3:× 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB1ではなくビタミンB12や葉酸の欠乏で起こります。
DNA合成が障害され、骨髄に大型の未熟な赤芽球が現れます。
4:○ ビタミンB1が欠乏すると脚気になり、多発性末梢神経障害が起こります。
手足のしびれや腱反射の低下がみられ、心不全(脚気心)を伴うこともあります。
【ポイント】
ビタミンB1欠乏では、脚気のほかにウェルニッケ脳症(意識障害・眼球運動障害・運動失調)も起こります。
アルコール多飲者はビタミンB1が不足しやすいため、注意が必要です。