正答2
解説
正解は2です。
痛みの悪循環とは、痛みが筋緊張や交感神経の興奮を起こし、血流低下で発痛物質がたまり、さらに痛みが強まる状態です。
この循環を断つには、局所の血流を改善して発痛物質を洗い流すことが重要です。
【選択肢別解説】
1:× α(アルファ)運動ニューロンの興奮は悪循環を改善しません。
筋の緊張が強まって血管が圧迫され、虚血が悪化します。
2:○ NO(一酸化窒素)による血管拡張が最も悪循環を改善します。
刺鍼により血管内皮などでNOが産生され、血管平滑筋がゆるんで血流が増えます。
局所の虚血が解消され、たまった発痛物質が取り除かれます。
3:× プロスタグランジンの産生促進は悪循環を改善しません。
プロスタグランジンはブラジキニンなどの発痛作用を強め、痛みを増強します。
4:× 交感神経の興奮は悪循環を改善しません。
交感神経が興奮すると血管が収縮し、局所の虚血が強まります。
【ポイント】
痛みの悪循環は「痛み、筋緊張・交感神経の興奮、血管収縮・虚血、発痛物質の蓄積、さらに痛み」の流れです。
鍼灸は筋緊張の緩和と血流改善の両面からこの循環を断ちます。