正答2
解説
正解は2です。
消化管出血は、トライツ靱帯より口側の上部消化管出血と、それより肛門側の下部消化管出血に分けられます。
出血部位によって、吐血や下血の性状が変わります。
【選択肢別解説】
1:× 上部消化管出血でも下血はみられます。
血液が胃酸で変化し、黒いタール便として排出されます。
2:○ 胃からの出血では、血液中のヘモグロビンが胃酸で黒褐色に変化します。
そのため、コーヒーかすのような色の吐血がみられます。
3:× 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、胃粘膜を傷つけて消化性潰瘍や出血を悪化させます。
吐血を伴う腹痛に投与してはいけません。
4:× 免疫学的便潜血検査は、ヒトのヘモグロビンだけに反応します。
獣肉の生食では陽性になりません。
獣肉で陽性になるのは、古い化学的な検査法です。
【ポイント】
上部消化管出血はタール便とコーヒー残渣様吐血、下部消化管出血は鮮血便が目安です。
大腸癌検診では、食事制限の要らない免疫学的便潜血検査が使われます。