正答4
解説
正解は4です。
尿の量・比重・成分の異常は、体の状態を反映します。
尿所見と、それを起こす病態の正しい組み合わせが問われています。
【選択肢別解説】
1:× 前立腺肥大では、尿量は増えません。
排尿困難・頻尿・残尿感・尿閉などが起こります。
多尿は糖尿病や尿崩症で起こります。
2:× 脱水では、腎臓が水を保持するため尿が濃縮され、高比重になります。
低比重尿は、尿崩症や多量の飲水でみられます。
3:× 尿糖陽性になるのは、甲状腺機能低下ではなく糖尿病などの高血糖です。
血糖値が腎臓で再吸収できる限界を超えると、尿に糖が出ます。
甲状腺機能低下症は尿糖の原因にはなりません。
4:○ 飢餓では糖が不足し、脂肪の分解が進んでケトン体が作られます。
その結果、尿中にケトン体が出て陽性になります。
【ポイント】
尿中ケトン体は、飢餓・糖尿病性ケトアシドーシス・激しい嘔吐などで陽性になります。
脱水は高比重、尿崩症は低比重と、比重の向きを区別しましょう。